本日読んだのは、ダイヤモンドオンラインのこちらの記事
貧困家庭の子供が成長してもお金を稼げない本当の理由
http://diamond.jp/articles/-/162585
文化資本とは、金銭以外の個人的資本を指す言葉だ。フランスの社会学者、ピエール・ブルデューは「身体化された文化資本」「客体化された文化資本」「制度化された文化資本」の3つの形態に分類している。
「身体化された文化資本」とは、さりげない仕草や立ちふるまいから知識・技能にいたるまで、文字通りその人の身体に染み付いているものを指す。「客体化された文化資本」は、美術品や書籍といった物として獲得されるもの、「制度化された文化資本」は学歴などのように、目には見えないが社会的に「意味がある」と認められているものをいう。
そして、これらの文化資本は、「金を稼ぐ能力」とも密接に結びついている。理屈上は、金持ちでない家に生まれた子どもであっても、ハイレベルの文化資本を身につけられれば、自分でしっかりと稼ぐことができるということになる。
しかし、現実は残酷である。ブルデューは文化資本も経済資本同様、「主に親から子へと『再生産」されていく』と述べている。つまり、お金や土地などの資産同様、文化資本も親から子へ受け継がれていく性質が色濃いというのだ。(引用ここまで)
「貧困の家庭に育った子どもは大人になっても貧困になる傾向がある」「親の学歴によって子どもの学力が決まる」等と言われますが、どちらも同じ原因による結果なんだな〜と、改めて記事を読みながら思いました。
例えば学力の場合、高学歴な親の子どもほど学力が高いという調査結果がありますが、それは遺伝ではなく、親の学歴によって子供に対する行動や、教育投資への姿勢・金額などが変わってくるため、結果として子どもの学力に影響するようです(だから先進国はおしなべて少子化の傾向にあります。子ども1人あたりにお金をたくさんかけたい→多くの子どもを育てられない)。
またそれにも関連して、裕福な家庭環境にあれば教育に投資できますが、貧困な家庭環境だとは教育に投資できません。もちろん本人の頑張りでカバーする場合や例外もありますが、全体的に見るとそれが「貧困の再生産」にも繋がるようです。
また、子供は親のお金の使い方をよく見て育つとも言われ、貯蓄がない(できない)親の子どもは、大人になったときにやっぱり貯蓄がない(できない)ということもよくあるそうです。それは無意識のうちに親とそっくりなお金の使い方をしている場合が多いのだとか。
子は親の鏡なんていいますが、人生の時間の中で一番一緒にいるのが親ですから、そりゃ考え方や行動は似てきますよね。
それが「文化資本」であり、結果的に「経済資本」が受け継がれていく・再生産されるということなんですね。
ちなみに小学生の時は母親の、中学生になると父親の影響が学力に現れるという調査結果も読んだことあります。
子どもとの接し方、もう一度見直さないと・・・。