たぶん私のブログを読んで下さっている方ならご存じかと思いますが、私はこれからの政治には「経験(成長期の成功体験というかな?)・カン・こうだろう」を無くし、「数字に基づく理論を、論理的に進める」事が大事だと思っております。
横須賀市議会議員の小林のぶゆきさんが、2016年度時点での市議会議長会・町村議長会の調査結果を元に全国の市区町村の議員報酬と議員定数をまとめたこんなデータを自身のサイトで公開しております。
全国の議員報酬&議員定数「見える化」プロジェクト
http://kobayashinobuyuki.com/index.php?SeatsAndCompensation
国・地方を問わず、「議員が多すぎる」「報酬が高すぎる」と厳しい言説が常に聞こえます。
でもそれって数字に基づいているかというとそうではなく、テレビ等の報道を見たり(今回大型連休をした国会議員も居ますしね。話はそれますが、国会で審議や議論をする人が国会議員、県・市議会で審議・議論する人が県議会議員・市議会議員だと思うので、議会で審議・議論を行わない人は●会議員ではないと私は思う)、普段の行動を見たりして「感覚的に」言っているのではないかと思います。
現在横須賀市議会で「議員定数」の議論がされており、市民の皆さんからも声を頂くために、ただ単に「思い」ではなく、判断材料としてこうやって数値化・見える化をしたのだそう。素晴らしいですね。

●報酬と人口の間には、相関係数0.8と強い相関が見られる(相関係数とは、1に近いほど関係があり、0に近いほど関係が薄いという事を示す数字)
●報酬と面積は、相関係数0.05。ほぼ関係なし。
●定数と人口は、相関係数0.86。報酬と人口以上に密接な関係がある。
●定数と面積は、相関係数0.23。全くとは言えないが、あんまり関係はない。

もう改正されましたが、以前は人口段階に応じて議員の上限が法律で決まっておりました。
前回寒河江市でも議員定数を減らしましたし、全国的にもその流れですが、それというのも議員定数には合理的な基準がない(だから今回横須賀市議会でも議論されているんでしょうが)ためです。
「議員定数削減」が出てくる背景としては、以下のような要因が大きいのではないでしょうか。
1、財政が縮小しているから議会も予算を減らすべき
2、周辺自治体・同規模自治体が定数削減しているから
3、人口が減っているから
4、何やっているかよくわからないから要らないよね?(←私の肌感覚ではほぼこれ)
5、立候補者が少なく毎回のように無投票になっているから減らして選挙した方が良い

議会自体で使われるお金は、そう多くはありません。
今渡している「配るブログ07」にも書いておりますが、寒河江市の場合「議会費」は市民一人当たり年間4105円。全体の1%にも満たない数字です。なので正直、この数字が多少動いても財政にはほとんど関係ありません。
しかしじゃあ議会は市の運営にあまり関係ないようなものなのかというと、それは全く別物。
よく「二元代表制で選ばれた市長と市議会は、車で例えるならタイヤの両輪」なんて言われますが、私は「予算と執行の権利を持つ市長が車で例えるならタイヤ一つではなくほぼ全て(ガソリンは予算、それを執行していくのは車全体になりますので)。議会はブレーキとアクセル」だと思っております。
市長が「こうしたい!」「こういう所に予算を使っていきたい!」と提案したものに賛成・反対するのが議会の仕事。その判断のために審議をする訳です。会社で言うならば、書類の最後にはんこを押す人が議会になる訳ですよね。だから非常に大きな影響があるんです。
議会って大事だと思いませんか?