本日の山形新聞にドーンと、寒河江市市役所「やきとり課」についての記事。
これは市役所内にある本当の課ではなく、市役所職員有志の方がグループとなって、自主活動として企画などをしていこうというものだそう。
これまでこのブログをご覧頂いている方ははだいたいご存じかと思いますが、私も個人的に「寒河江やきとり」(そもそもこの「寒河江やきとり」という言葉自体数年前までありませんでした。この言葉自体を提唱し、普及してきた自負は多少なりともあります)をこれまでずっとPRしてきており、2014年に発行された全国のやきとりを解説した書籍「やきとり天国」(著書:やきとりライター・土井中照さん)では、寒河江やきとりについて書かせて頂いております。
話せば長くなるので極々端的に言うと、鶏肉は非常に高価だったので、寒河江やきとりに限らず「豚や牛のホルモン(サガリ・タン・レバー)を串に刺して焼いたもの」は、昭和30年代前半頃まで全国のやきとり店の主流でした。
それが30年代後半、ブロイラーの技術により鶏肉全体がお手頃価格になり、やきとり本来の形である鶏肉を串に刺した物になっていくのですが、寒河江では「ガラパゴス的に全てのお店がそのまま豚肉が主流」というのがポイントです。
ちなみに「じゃあ、やきとりじゃなくてやきとんじゃないか!」という方もいらっしゃると思いますが、 辞書を引くと、やきとりとは「鶏の肉を串に刺し、たれか塩をつけてあぶり焼いた料理。牛・豚の肉や臓物を用いたものをもいう。」と記載されており、「やきとり」は素材ではなく調理や提供方法を指す言葉で「串焼き・牛串・豚串・やきとん・焼き鳥」全てが「やきとり」と呼ばれているのだと思います。
ちなみに「日本7大やきとり」というのがあるのですが、そのうち室蘭、東松山、久留米は豚肉、長門は鶏も豚も海鮮も、鶏肉のやきとりは福島と美唄(鶏モツ)、今治(鶏の鉄板焼きみたいなやつ)となっており、けして「やきとり」という言葉にこだわっている訳ではなく、地元ではそれが昔から「やきとり」と呼ばれていた、って事ではないかと推測します。
市役所内にもこういう動きが出たなら、またさらに頑張らなくっちゃw